不死身の男

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2006-07-24

僕の蝋燭は もう間もなく燃え尽きる。

僕の電池は もう 消費し尽くされる。

僕はもう手遅れで もうじき 駄目になってしまうんだ。


そう自覚してからは 僕 もう何も為す気が無くなってしまって 人の三大欲求の中でも睡眠欲だけが特化してしまって 日がな一日寝てるだけで過ぎてしまって。

そんなダメな僕でも非常回路が付いていて こんなんじゃあダメだ と自覚できる心の仕組みが動いていて。

なんとかしなきゃいけない このままでは 本当に死んでいるも同然であろう と 動かぬ身体に無理きかせ。 何処かでチラリと聞いた あの人の所に行ってみよう 僕に残された最後の希望 あの超人に 話を聞きに行こう と思ったのです。

超人であるという彼は 聞いた話によるとですよ。

年老いることなくいつまでも若々しく。

どんなことにも絶望しない 不屈の精神を持ち。

更には 死ぬことの無い 不死身の肉体を持つ という まさしく超人以外の何者でもない 凄い人なのです。

この彼に話を聞いて指針に従うのならば 僕も超人の仲間入りも容易いのではないでしょうか。 わざわざシャイアン酋長のド頭を斧でカチ割ることも無く 超人になれるのではないか と考えたわけですよ。


その超人の彼 普段は人里離れた山の奥 今は寂れた集落の墓地で墓守をして暮らしています。

僕 超人の彼の元に押しかけ 如何にして彼を超人たらしめるかを聞いたのですよ。


「別に 大したことはありません ましてや私は 超人なんてものでもありません」

と 彼は云いました。

「確かに私は 年老いることも絶望することも死ぬこともありません。 でも それは別段大した事無い 普通の生活を送る君にとっては唾棄すべき事柄の連続なのですよ。

私が年老いないのは 簡単なことです。 私の恥多き人生の中 思い出の多くは捨て去り消え去りました。 私には過去の思い出がありません 故に 私は年老いない。

私は この世の全てを悲観しています この世の将来に 一切の希望を抱いていません。 この世界の将来に希望を持たない故に 私は絶望を知りません。

過去に思い出を持たず 未来に希望を持たない私は 今をも生きてはいません。 因果の輪から切り離されています。 故に 現在を生きていない私は 死ぬこと ができません。

これが全てです。 思い出もなく 希望も無く 生きていないから死ぬこともできない私です。 それなのに あなたは こんな私が羨ましい とでも?」




うん とっても うらやましい。

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Comment

名状しがたきもの : 2006-07-30(Sun) 08:13 URL edit
かっこいいですね・・・。
何か読み入ってしまいました・・。
病んでますねぇ。
名状しがたきもの : 2006-08-03(Thu) 02:03 URL edit
うん とっても うらやましい。
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