2006-06-03
酒を飲むのも陽気に騒ぐのも好きな彼女は なぜか宴会などの催し物に参加しなくて。
みんな君が来るのを楽しみにしてるのに どうしてだい
「いや だって 宴会って お座敷でしょう?」
うん そうだけれど
「座敷ってことは 靴を脱がなきゃ いけないじゃない だから」
だから って ソレが 君の宴会に参加できない理由ってのかね
「うん だから今回も 参加は見送りってことで お願い」
や 靴を脱ぐのがダメだってのは 理由にならないよ それともアレかね 君は 足が臭いとか そんな理由で
「失礼ね! そんなんじゃないわよ」
じゃあ どんな理由なんだよう
「うん 何年も前のことなんだけれど。 その頃 私普通に飲み会とかに参加してたんだけれど ある日のことよ 気が付いたんだ」
気が付いたって 何に
「靴 よ」
靴?
「私の脱いだ靴の隣に 男物の靴があるのよ」
や そりゃあ普通にあることもあるでしょうよ
「違うのよ いつも 毎回 同じ靴。 古けてボロイ革靴が 私の脱いだ靴に寄り添うよう様に」
君に好意を寄せている男性の参加者が そっと置いてるだけじゃないのかね
「違うのよ 私 宴会が終わってから全員の足元を見てみたけれど あんな靴を履いてる人は居なかった なのに 宴会があるごとに 脱いだ私の靴の隣に 同じ男物の靴が」
そりゃあ薄気味悪いですね
「なんだか 宴会中 座ってる私の隣に 見えない男の人が寄り添って座ってるような気がしてダメだから お座敷の宴会には参加しないようにしてるのよ」
幸い 家の玄関にまでは あの靴 来てないみたいだけれど と 彼女は笑って云いました。
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Comment
玄関にまで来た日にはどうすればいいんだ。
怖ぇぇぇ。