2006-05-07
僕の性癖が歪み始めたキッカケってのは きっと 僕が小学校の低学年だった頃の出来事が原因じゃないかなあ と 思うのです。
真っ青な空に大きな入道雲 照りつける日射しの強さが思い浮かぶので 夏休み中の出来事だったと思います。
まだ半ズボンの似合う半熟天使だった頃の僕は 友達がいないので 一人で遊ぶのが常でした。
近所の寂れた神社で 蝉の幼虫を釣り上げたり 意味もなく地面を掘り返して遊んでいたらですよ スコップで勢い良く跳ね上がった土塊の欠片が 僕の顔面めがけて うぁ イタタタ 目に入ってしまったよ。
右目に飛び込んだ礫は ゴロゴロと縦横無尽に右往左往して 僕 凄く痛くてボロボロと涙が止まらず。
どんなに涙を流しても 目の奥の方に嵌ってしまったようで 礫は流れ出てきません。
あまりの痛さに うずくまっているとですよ いつの間にか しゃがんでいた僕の前 女の人が立っていて。
「もっと涙をながしなさい そうしたら 楽になるよ」
と 彼女は 僕の 半ズボンから伸びた脚 日焼けした膝小僧にそっと指を乗せて。 彼女の指先が変に冷たいものだから 僕 おかしな気持ちになりつつもですよ。
さっきから ずっと目がいたくて 泣いて涙が流れてるのに でも目の奥からゴミがとれなくて どうしたらいい?
なんて 涙声をわななかせながら 上目遣いで彼女に目をやると
「ふふ じゃあ かしてみて?」
彼女 僕に顔を近づけて 僕の右目に口づけて。
にゅるり。
彼女の舌が ナメクジみたいに軟らかに 僕の右目の上 這い回り
僕のまぶたの裏から 目の奥まで くまなく ねっとり 舐めまわし
わああああああ。
僕 初めての感覚に何が何だかわからぬままにドリーム心地で なんていうか……その……下品なんですが…勃起……しちゃいましてね……(吉良)
「どう? 楽になったでしょ」
と 彼女 肉桃色の舌でぺロリと唇を舐めて。
僕の右目 痺れたようになって痛みは止まっていて もう 涙も流れません。
けれども 僕の下半身の不自然さを彼女に見透かされているかのような気がして 僕 顔を赤らめて俯いて。 それでも 一応彼女にお礼を云わなきゃ と 俯いた顔 上げて彼女の方を見ると
どこにも 女の人の姿は無くて。
ぐるりと周りを見渡したけれど 寂れた神社には僕のほか 人影ひとつもありません。
僕が彼女から目を離したのは ほんの数秒のことなのに 不思議なことだなあ。
この事がキッカケで 僕 好きになった女の人の眼球を愛でるようになったのですよ 彼女が僕にしてくれたように 僕も 僕の好きな女の人の眼球を舐めたい 舐めていたい 舐め続けていたい。
それが 今まで僕が好いた女性から 右目を刳り貫いた理由ですよ 刑事さん。
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