こんなゆめをみた。

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2006-04-19

一人の男が屋根から飛び降りる 地面に置いた 鏡めがけて

胸には抱いた大きな縫いぐるみは 消えてしまった妹へのお土産

彼の幼い妹は ずっと昔に行方知れず 森の奥の沼に浮かんでいた麦わら帽子と引き裂かれた白いワンピースだけが彼女の痕跡

実のところ 彼の所為で妹は行方知れずになってしまったようなものなのだけれど 彼はそのこと 認めたくなくて

妹は 此処ではない何処かで生きている そうだ 鏡の向こう側の世界で生きているのだ などと思い込むようになってしまって。

妹に もう一度会いたい そして一言 謝りたい

なんて願い事 いつも胸に思い。

この願いが叶うのなら なんでもするのに なんてつぶやきながら いつも鏡の表面をつるりとなでて けれども当然 鏡の向こう側になんていける訳なくて 本当に そんな願い事 あつかましいにもほどがある。

だって 彼が 彼の妹を殺したも同然なのに。


ある日 彼 鏡の向こう側に行く方法を思いついた

鏡の向こう側への突破には 速さと勢いが必要なのだ 全身でぶつかる様に 勢いよく突っ込むことで 向こう側に抜けられる

その為には 走ってぶつかるには速さが足りず 勢いが足りず

思い至ったのは 高きよりの自由落下。

今日はお天気もよろしくて 雲ひとつない青空 妹に会うのに絶好の日和 思い立ったが吉日なれば 早速 家にある一番大きな鏡  剥がして庭 地面に横たえて。

よじ登った屋根のてっぺん 妹へのお土産 大きなぬいぐるみ ぎゅっと抱きしめ 躊躇することなく真ッ逆さまに 鏡めがけて飛び降りる。

自由落下 鏡に激突する刹那 見事に成功 彼 鏡の向こうに突破して。

けれども大成功が結果大失敗

鏡に映るは 曇りない青 雲ひとつない青天井 底なしの空。

彼 鏡の中 遥か上空 蒼穹めがけ 一直線に落下し続ける
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Comment

G : 2006-04-26(Wed) 21:04 URL edit
無限に終わりが無いのが終わり…
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