ひとりで 夜 読むな

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2006-03-05
































[[ ひとりで 夜 読むな ]]


 と 表紙に書かれた小冊子が 私の目の前にあります。
 私の近所に住む 親戚筋の男の人に 『これ 面白いから読んでみなよ』 と手渡されたのです。
 『ただし この注意書きは守らなきゃ ダメだよ 命に 関わる』 なんてこと 彼に云われたのだけれど。 
 お風呂から上がって 宿題やってたら 外は真っ暗 もうこんな時間で おまけに両親はお出かけしていて一人ぼっちなのだけれど なんだか 無性に読みたくなってしまって (こういうのを宿題からの逃避行動というのだそうですよ) ペラリと表紙をめくって 読んでみたのです。
 ペラペラの薄い本でしたから ものの30分で終わりのほうまで読み進んでしまいました で 内容はと云えばです 最初の主人公がいるんだけれど 何ページか後ではソレが別の人の持つ本の中の架空の人物である事がわかって さらに数ページあとには その別の人も 別の誰かの本の中の登場人物で っていうのがずっと続いていって まるであれです タマネギの芯に後から後から皮を被せていくような そんな感じ。
 結局 最後のページまで読んでみたけれど なんだろうなあ まだどこかに被せる皮が残ってるみたいな 中途半端な終わり方で え これで終わり? って 拍子抜けしちゃって。
 「嘘吐き! 全然 面白くないじゃない!」 と その本を壁に投げつけて そしたら 床に落ちた本のページがパタパタ閉じていって 最後のページまで閉じてしまったら
 私の部屋 壁がパタパタ倒れてきて 私を平らにのして 巻末の1ページに追加したのでありました。
 (溶暗)


 「どう 思う?」

 や どう思うって ミドリさん コレ なんです

 「なにって アレですよ 国語の宿題です。 空想作文を書けってことで ショートショートに挑戦してみましたよ」

 ショ ショートショートぉ?

 「うわ なんですかその 呆れ顔! 憎たらしい!」

 い いや べつに呆れてた訳じゃあ ないですよ!

 「じゃあ なんなのよ!」

 え いやあ ミドリさんが こんなのを書くなんて ちょっと意外で ビックリしました。

 「ふふ でしょう 片手間に書いた割には いい感じに出来たと思うんだけど ちょっと 自信作 ふふふ」

 そ そりゃあよかった

 「で どう 思う?」

 ど どう思うって?

 「面白いか 面白くないかに決まってるじゃないの! どっちよ!」

 うえ えっと あれですよね 初めて書いたにしては どちらかといえば 良い方だと思う たぶん 僕には その ミドリさんの書いたコレの 面白いところ ちょっと見つけれなかったけれど うん 僕には コレ 面白くなかったけど いや! でも! 他の人には面白いのかもしれないよ?

 僕の歯切れの悪い感想を聞きながらミドリさん 肩を小刻みに震わせていたのだけれど。

 不意に涙ぐんだ目で僕を睨みつけ ポカポカと僕を殴り始めました。

 「なによ! 私の自信作を! 面白くないなんて! つまらないなんて! 馬鹿! 馬鹿! あンたに私の何がわかるのよ!」

 いたい! いたい! 勘弁してください! って僕の哀願に耳も貸さず ミドリさん どんどんヒートアップしていきます。
 
 「佐々木(仮名)さんの馬鹿! 馬鹿! 馬鹿! 馬鹿! 馬鹿ァッ!!」

 ミドリさん 僕の胸倉を捕まえて ナックルアローの連打を鼻っ柱に打ち込みで。 僕 鼻血をボタボタ流して後ずさり ガクリよろけた拍子に足を滑らせて 箪笥の角に後ろ頭を強打 角 めり込み 鉢割れて 脳漿ぶちまけ 意 識 
 (溶暗)



『コイツをどう思う?』 と書かれた付箋が貼られ こんなこと 書かれたレポート用紙の束が テーブルの上にありました。

僕 一通り読んでみたけれど こんなモノ 書いた憶えがなくて。

誰が 僕の部屋の中 こんなモノを置いたんだろうなあ 鍵とかはちゃんと掛けてて 僕のほかは 誰も出入りしてないはずなんだけれども。

とりあえず もう一通り 斜め読みしてみて ふぅん と一息。 ソレを真ん中から二つ折りして ゴミ箱に捨てようと思ったとき。

『それ どう思う 面白かったか』 と 僕の真後 聞いた事ない声で云われ。

それが誰だか知らないけれど あー うーん 他の人が読んだら どう思うか知れないけれど 僕には アレだ 残念だけれども 面白さがわからないなあ たぶん コレは 面白くないとおもう よ と云うと。

「何が面白くない! お前に 俺の書いたモノの 面白さが! お前なんかに! お前なんかに! お前なんかに! お前なんかに!」

と 僕の後ろの誰か なにか鋭い尖ったもので 僕の背中を 何度も何度も突き刺して突き刺して突き刺して突き刺して突き刺

(溶暗) 



と いうような更新をしてみたんだけれど これを読んだ君は コレ どう思う?

(君の背後 返答如何によっては滅多打ちにすべく 鈍器を構えながら)



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Comment

dami : 2006-03-05(Sun) 10:12 URL edit
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dami : 2006-03-05(Sun) 10:12 URL edit
真っ黒な犬(笑)
ヨウ : 2006-03-05(Sun) 18:20 URL edit
いやあ面白かったなあ!

……いや真面目にね。
joey : 2006-03-05(Sun) 19:27 URL edit
ケムマキのころにも一遍同じ様なのを見たような・・・
それはそうと久し振りにミドリさn(ry
まぽ : 2006-03-05(Sun) 22:53 URL edit
ひ、あ、おも、すごく、すごく面白かったと思います、わ、私なんかみたい凡人の頭には
高尚すぎるくらい、あっいや、判りにくいとかつまらないとか、言ってるわけじゃな、けぴっ
: 2006-03-06(Mon) 01:52 URL edit
初めまして。
ふふ、一度はこういう事考えちゃいますよね。
もし本の登場人物だったら~みたいな。
JILL : 2006-03-06(Mon) 12:18 URL edit
やぁ、ついラストでニンマリしました。

こういうの凄く好きです(´ー`)
: 2006-03-07(Tue) 19:53 URL edit
キュンキュン!
: 2006-03-16(Thu) 20:35 edit
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