かくれんぼか鬼ごっこよ。

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2009-11-30

僕には双子の兄がいて 手の施しようもないほど性根の歪んだ兄がいて ここ暫く行方知れずになっていて。

行方知れずになった時の状況から もう生きてはいないものと考えられて ああ コレでやっと縁が切れたと喜んでいたらですよ。

「お前がそんなに薄情者で酷薄だとは知らなかったぞ しかし底なしの博愛で 俺はお前を許してやる 感謝するがいい 跪いて額を床にこすりつけ 涙を流して喜ぶがいい そして俺の靴をペロペロと嬉しそうに舐めるがいい」

と 不遜で傲慢に腰に手を当て仁王立ちしているのは えっと 誰?

「兄ちゃんだよ お前の兄ちゃんだよ!」

え でも 兄さんはもっと大きくて年が行っていて 君みたいに小さくて幼くない 何処からきたんです? 迷子かなあ

「だから お前の兄ちゃんだよ! ちょいと訳あって こんな姿になってしまったが お前の双子の兄ちゃんだよ! ほら 俺らが小学校低学年だった頃を思い出せよ あの無邪気だった頃の俺達を!」

あーっと 確かに 小さい頃の僕達の姿に よく似てる気がする けれども信じられませんよ なんです ちょいと訳あって で 小さくなるなんて。

「じゃあ 何でも質問してみろよ お前の兄なら当然答えられることを 何でも答えてやるぞ! お前の隠してた性癖とか お前がどの漫画キャラにエロいことをしたいかとか! もののけ草子の手の目(幼)とチュッチュしたいよぅ~ と悶えてることとか! マリみての姉妹でエロいことをしたいのは新聞部姉妹な事だとか! みつどもえの登場キャラに漏れ無く容赦なくエロいことをしたい事だとか! この変態! ド変態がッ!」

そんな事を云った覚えはねえよ。 途中からなんで罵倒に変わってるんです。 まあいいです そんな根拠なく偏見まみれなフザケた事を云うのは 兄さんくらいしか知りませんし考えられません 一応信じることにしておきます。

「ほう お前にしては随分と物分りが早い。 人として柔軟になったようだな。 くくっ あの『二獣面瘡(ハイドアンドハイド)』の二つ名で呼ばれていたお前がなあ」

誰からも呼ばれてねえ。 ところで兄さん なんでそんな小さな姿に? 黒服の男に薬でも盛られましたか?

「そんな名探偵何ナンみたいなことは全くない。 あーっと 犬に追われて俺が行方をくらましたとき かなりの部分を喰いちぎられてな。 あの時は こんな事もあろうかと用意していた 四本針の掛け時計型の謎機械で時空を移動して逃げることができたんだが いやあ 今度こそは死ぬかと思った。 逃げ出した俺がどうやってここに戻ってこれたのかは省略するが かなりの大冒険だったぞ 詳しくはブライアンラムレイのタイタスクロウの帰還を参照のことだ」

兄さん 何を云ってるのか理解出来ないよ

「まあ 兎に角だ。 窮地を脱したはいいものの 身体のパーツが大幅に足りない。 身体を元に戻すのには質量の帳尻を合わせなきゃいけなくてな。 そうなると もっと年を取るか 若返るか。 それで釣り合いがとれたのがこの位の年齢の身体って訳だ」

どんな訳だか理解のしようもないですが。 で どうするんです? そんなに小さくなってしまって まともに生きて行けるんですか

「そこはホラ お前に養ってもらおうと思うよ」

やなこってす 全力でお断りします。

「いやいや 俺を養うことで お前にとっても色々メリットがあるぞ 例えばだ。 お前もいい加減 社会的責任ある立場の年齢だろう? そのお前が結婚もせず子供もいず それで世間様に顔向けできると思っているのか? それで大人だと云えるのか? ご近所からも不審な目で見られるのだぞ そしたらだ。 近所で性犯罪が発生した場合 あそこの独身男が怪しい→即座に任意同行→有罪→死刑 わたるが死んじゃう?!」

誰だよ わたるって。

「そこでカムフラージュとしての俺が役に立つのさ 『何らかの理由で妻と別れてしまい一人息子を引きとって男手ひとつで育てている頑張りパパ』 という立場を お前は手にいれることができるんだぞ ご近所の有閑マダムや持て余し気味の人妻から 『あらあら 佐々木(仮名)さんったら男手ひとつで大変ねえ もしよかったらコレ 晩御飯にでも食べて? そして私の熟れた肉体も食べていいのよ?』なんて事にもなりかねんのだぞ? 熟女天国だぞ?!」

兄さん 黙ればいいよ 黙れないのなら死ねばいいよ

「まあ お前の社会的立場の安定のため 俺みたいなのが居れば ちょっとした目眩ましにはなるだろう。 それにだ ホラ こういうのは需要があると聞いたぞ」

需要?

「うむ。 双子なのに年齢が離れているというカップリングだ。 V.V.とシャルルみたいな。 そっち方面のジャンルからの熱烈な支持も期待できるぞ」

できねえよ。 カップリングってなんです しかも双子なのに年齢が離れているジャンルって どんだけ偏ってるんですか ピーキーすぎて僕には無理ですよ

「まあ いいじゃないか。 さて それじゃあ練習といこうか。 街中で俺とお前が親子として振舞うための練習を」

や なんでもうソレが決定してるの前提で 練習?

「なに ソレじゃあお前は 街で俺とお前が二人でいて 不審に思われないとでもいうのか。 このままじゃあ お前は 小さくて可憐な男の子を不自然に連れ回している不審者としか見られないぞ? 『いけない あの不審な男の棒状の肉が男の子に捩じ込まれちゃう?!』と危惧感を抱かれるんだぞ? もしくはお前と一緒にいるとき俺が『助けて!僕 男の子なのに妊娠しちゃう!』と叫べばお前は」

脅すつもりですか 兄さん

「いや なあに そんなつもりはないよ ただ俺は平穏に暮らしたいだけさ」

くっ……! まあ いいでしょう その茶番に付き合いましょう で なんの練習ですって?

「や ただ俺がお前に子供らしい質問をぶつけるので お前は 親として相応しい返答をする それだけだ」

えっと 子供らしい質問って 『赤ちゃんはどこからくるの?』とかですか

「そんな感じだな。 それに対して『女性器!』と即座に返答してみせてこそ 親ってものだ」

そうかなあ?

「そうなんだ。 さあ じゃあ 練習いくぞ」

ど どうぞ

「鬼ごっこ 逃げるほうと追いかけるほう どっちが鬼なの?」

え どっちでしょう。 追いかける方が鬼なんじゃないですか?

「お前は本当に馬鹿だな」

えー。 いきなり全否定じゃないですか

「もっと お父さんぽく答えろよ。 さらには返答が全然なってねえ。 追いかける方が鬼? そうじゃないだろ。 さらには 逃げる方が鬼でもない」

じゃあ 答えようが無いじゃないですか

「子供の出した選択肢に縛られてるようじゃ お前も子供と同レベルってことだろうが。 第三の答え 子供の識域外の答えを標して選択肢を広げてやるのが親の務めってもんだろ このアダルトチルドレンが!」

兄さんにそんな事云われる筋合いはないですよ じゃあ 第三の答え ってなんですか

「追いかける方が鬼でも逃げる方が鬼でもない。 鬼ってのは 数が少ない方の事だ。 多数を一人で追いかけてるのなら その一人が鬼 多数から一人が逃げているのなら その一人が鬼だ。 多数から弾かれ零れ除けられた少数が 鬼と呼ばれてきたのは歴史的にも正しい」

そんなの兄さんの 根拠のない持論でしかないじゃないですか

「その場で納得させる事ができれば 納得したと勘違いさせることができればいいんだよ 俺の勝ちなんだよ! ソレぐらい理解しろ」

うわあ 殴りてえ

「じゃあ 第二問。 人はなんで人を殺しちゃいけないの?」

うー 兄さんを殺す理由は山ほどありますが 人が人を殺しちゃいけないだなんて当たり前の事 なんて答えたら

「お前は矢張り救いようのない大馬鹿だな 手の施しようがない。 さっきの質問に対する答え方に 何も学んでないだろ」

さっきの答え方って 第三の答え 選択肢以外の答えを出す でしたっけ。 でも 今の質問に選択肢はなかったんじゃあ?

「これだから応用を知らないマヌケは嫌だよ。 いいか 『人はなんで人を殺しちゃいけないの』の質問には 人が人を殺すのはいけないことであるという前提があるわけだ。 なら なんでその前提を覆さない。 はっきり云おう! 『人は人を殺すことができる』と!」

ええー。 子育てのモラル的にどうなんですか それ

「だから 続きがあるんだよ。 人が人を殺すのは 殺すと云うことを出来るということだ。 ただの可か否かだけのことだ。 だから云うのだ 『敵は殺してもいいが味方は殺すな』とな。 子供に考えさせるんだよ どこまでが敵で どこからが味方なのかを。 つまり 損か得かの計算だ。 生かして損なのは敵 生かして得なのは味方 殺して得なのは敵 殺して損なのは味方。 自分の物差しで敵味方を区別させ さらにはその物差しと他人の物差しを比べることを知るのだ 自分にとっては敵だけれども他の人にとっては味方だった場合 ソレを殺した場合に自分が他の人にとって敵と見なされる それは自分にとって損か得か。 その区別がつかないと 自分以外はすべて敵 ってことになる。 あと 自分にとっての味方の範囲を どこまで広げることが出来るか考えさせる 例えば隣人 例えば集団 例えば共同体 例えば国 例えば星 とな。 さらには その損得勘定を捨てることが出来るか考えさせろ。 自分にとって得だと思えることは全ての人にとって得であると考えるのは宗教で 損得関係なく行動できるのなら ソレは愛情に他ならない というこ ……ん? どうした まだ話は途中だぞ 何をしているんだ?」

ええっと 兄さんが何を云ってるのかよくわからないのだけれども 兄さんの話を聞いているのは 僕にとっては損で 兄さんが生きているのは僕にとっては大損で 兄さんは僕の敵で 敵の兄さんは生きていてはいけない というのは理解できましたよ。

と 僕 花を手折るように 兄さんの繊弱な首 ポキリと捻った。
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Comment

名状しがたきもの : 2009-12-05(Sat) 20:11 URL edit
兄さんは大変な受けですね
佐々木(仮)さんはやはり絶望先生がお好きなのでしょうか?
: 2009-12-05(Sat) 20:57 edit
このコメントは管理人のみ閲覧できます
名状しがたきもの : 2009-12-11(Fri) 23:38 URL edit
ひょっとして高橋葉介先生もすきなのでしょうか。

うん、たしかに手の目(幼)はちゅっちゅしたくな(ry
名状しがたきもの : 2009-12-20(Sun) 19:02 URL edit
お兄さん、相変わらずのご健在で何よりですwwwww
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