10年前の。 木琴。

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2009-01-01

旧校舎の今や物置として使われている音楽室の片隅にはホコリの積もった木琴があります。

僕が何となくその木琴をポコンと叩くと、彼は僕の手からマレットをヒョイと取り上げて、意味ありげに笑いました。

「知ってる?この木琴を叩くと、幽霊が出て来るんだってさ、へへ」

彼は木琴をポコポコ叩き、変な節を付けて唄いだしました。

「いもうとよー今夜は雨がー降っていてー いもうとよーお前の木琴が聞けないー♪

 あんなに嫌がっていた戦争がー お前と木琴を焼いてしまったー♪」

ポコポンポンポン。叩き終えると彼は云いました。

「妹も木琴も燃えちゃったのに、雨が降っていて妹の叩く木琴の音が聞けないだなんて、なんだか変な感じで気味の悪い歌だなあ」

彼はマレットを木琴の上に置くと、スッと掻き消えました。

なんだ、お前が幽霊かよ。
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Comment

名状しがたきもの : 2009-01-03(Sat) 11:51 URL edit
新年になって句読点になったのですか?
違和感の正体にしばらく気が付かなかったですよ。
名状しがたきもの : 2009-01-03(Sat) 11:59 URL edit
ヒント:10年前の
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