2007-10-09
家に帰ったときには もう真っ暗で。
ああ もう つかれちゃったよ さっさと風呂に入ってビールでも飲んで すぐに寝てしまおうよ。
と 部屋の電灯 スイッチを引っ張ると テーブルの上が なんか変。
置いた憶えの無いモノが テーブルの上に 綺麗に並べて置かれています。
ええっと なんで 麻雀牌があるのでしょう。 それも 綺麗に一九字牌が十三種一枚ずつと ちょっと離れて ピンズの一が置かれていて ご丁寧に 『ツモ牌』 ってポストイットが張られていて。
なんだいこりゃ と まじまじと見ると テーブルの上に 一枚のメモ紙。
『何 を 切 る ?』
何を切る?って 麻雀雑誌とかによくある あのクイズみたいなヤツですか? 一体誰が? いや それ以前に これ 和了りじゃないですか 僕 麻雀にはあまり詳しくないですが これは分かりますよ 国士無双って役じゃないですか。 和了れるのに 何を切るもないですよ ははは おかしいなあ
と 独り語ちてる僕の後ろ頭を 誰かが鷲掴みにします。 凄い力で鷲掴まれて 僕 身動きが取れません。
「なに ヲ きる?」
フッフッ フッフッ と 耳に吐息が掛かるほどの至近距離から あんまり人語を話すのに適していない形状の口蓋から発せられるような声で 僕に 何かが 囁いてきます。
な 何を切るって 何も切れませんよ! だって イーピンのツモで 和了りです! 国士無双です!
「な ニを きル?」
ギリギリギリと 頭皮に爪が食い込んで うわあ イタイイタイ痛い! 切れません 切るものがありません!
「ジゃあ おレがきルぞ おレの好きなのを 切ルぞ」
い いいです 何処でも 好きなところを切ってください!
「ナラバ おマえの 耳を 両方だ!」
と 僕の両耳 削ぎ落とすように サクリ。
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