2007-08-04
僕には双子の兄がいて 割とどうしようもない兄がいて ちょいと持て余し気味なのでありますが。
先日 僕 風呂の掃除をしようと浴室の戸を開けると いつの間にか忍び込み 浴槽 縁に腰掛けて チェシャ猫みたいに笑っているのは 僕の双子の兄でございます。
「おう 来たぞ」
来たぞ じゃないです どこから入ってきたんですか
「まあ この風呂場の窓を 非合法な手段で抉じ開けてお邪魔したわけだな まあ そんなことよりもだよ 俺がちょいと思いついたオモシロ駄洒落を お前に聞かせたいと思うのだが」
わざわざ そんなことのために 施設を抜け出してきたんですか
「まあ いいだろ。 そんなことよりもだ。 ここに取り出だしたる 赤く染色した塩素系洗剤と 紫に染色した酸性洗剤 この二つを この洗面器の中で 一気に混合いたしまーす ほら そうすると 綺麗な赤紫色になって げふ エフッ エフッ」
どうしたんですか そんな範馬っぽい笑い声なんか出して
「ち ちが ゲッホ ほら どんどん 有毒ガスが発生してきて げほっ 目が! 目が痛い!」
そんなの自業自得じゃないですか
「こッ これがホントのマゼンタ危険 …てな!」
なんですか?
「ま 『混ぜるな』と赤紫を意味する ぐげええ げほっ ま マゼンタを …掛けたのさッ どうだ!」
全然面白くないです。
「は 早く換気扇を回して! 窓の換気だけじゃ 間に合わない! 死ぬ! 死ぬから!」
死んでしまえばいい。 僕 浴室の戸を閉めて 開かないように押さえます。 兄さん 中から必死に開けようとしますが ガスを吸って力が出ないらしく 僕の敵ではありません 徐々に力も弱まって そのうち 何の反応もなくなって。
僕 それを確認後 換気扇を回し 有毒ガスが排出された頃合を見計らって浴室の戸を開けると 藍紫い顔をしてピクリとも動かない兄の姿を発見します。
さて この兄の死体をどうしよう と 僕 思案に暮れたのでありますが。
べ べつに 思案に暮れるの思案と 藍紫を意味するシアンを掛けたわけじゃないんだからね
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Comment
笑いつつもゾクッとしました。