2006-01-08
知人の彼が 僕の部屋に遊びに来たときのこと。
彼 僕の本棚から一冊の本を手に取りまして 云いました。
「なあ これって 面白いのか?」
彼が手にしているのは 角川コバルト文庫の雄 マリア様がみている(無印) でありまして。
面白いのか? って 面白いに決まっているじゃないか!
「でも 少女向けだろ? つうか 少女向けの小説がなぜ むさ苦しい男のお前の本棚にある?」
べ べつにいいじゃないか 面白いものに少女向けとか少年向けとかはないのだよ
「ふん まあいい。 で どんな内容?」
表紙をめくった 其処に書いてるだろ
純粋培養の乙女たちが集う、私立リリアン女学院。清く正しい学園生活を受け継いでいくため、「姉妹(スール)」と呼ばれるシステムが存在していた。ロザリオを授受する儀式を行って姉妹となることを誓うと、姉である先輩が後輩の妹を指導するのである。高等部に進学して、まだ姉を持っていなかった祐巳は、憧れの『紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブウトン)』である二年生の祥子から、突然「姉妹宣言」をされるが!?
とな!
「ふうん。 エロス?」
エロスなんかない。 どこをどう想像したらエロスになるんだ
「いや だって なあ」
内容は いたって熱いぞ。 ボーボー燃える。 そんなエピソードばっかりだ
「どんなだよ」
あーっとだなあ まず。 主人公の祐巳が友人で写真部の武嶋蔦子と 通称『薔薇の館』に初めて行ったシーン。
紅薔薇様と紅薔薇のつぼみが激しく口論中で なんについて口論中かってことを聞いたときの事だよ どうやら今年の学園祭の出し物について議論中のようだった。
『今年の学園祭の山百合会の出し物は 神禰禮來(しんでいれいらい)よ』
『なッ?! 恐ろしい… まさか神禰禮來が現在に伝えられているとは…』
『知っているのか蔦子さん!』
≪神禰禮來≫
宗教とは暴力である。中国全土に改宗を迫るキリスト教随一の武闘派イスカ(中略)格闘技の聖地といわれた雲南省青牙山山頂火口…。血で血を洗う宗教戦争に明け暮れていたキリスト教と仏教の戦いに終止符を打つべく、時の皇帝の命により、双方の代表一名が火口に渡された一本のロープの上でその存亡をかけて戦ったのが始まりである。
結果、仏教の勝利に終わり(中略)神意に副うものを選ぶ方法として現在に伝わる。
もちろん、神禰禮來の儀式後、勝者が火山灰をかぶって全身灰まみれになったことから『灰かぶり』を意味するシンデレラの語源になったことは言うまでもない。
民明書房刊『中国文化と異国宗教』より
てな感じな。 んでリリアン女学園校内にあるマグマ溜りで行われた神禰禮來で 対戦相手の仏教系男子校の生徒会長柏木と相討ちになった紅薔薇のつぼみ・小笠原祥子様はマグマ溜りに落ちて行方不明になる。ここまでが第一巻。
「や 民明書房って。 それに マグマ溜りに落ちるって この主役級の登場人物なのに 死んじゃうのはどうかと思うよ」
大丈夫 次の『黄薔薇革命』で 正体不明の仮面女子高生が現れて時々危機を救う手はずになってるから
「本当かよ」
全部 嘘だけどな。
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Comment
こんなにも!
大復活ですね!!本当に嬉しいです!