赤女

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2006-01-06

僕の知人であるところの彼女が引っ越したとのことで その部屋に遊びに行ったのですよ。

へえ いい部屋じゃあないか ベランダ付きで 大きい窓 日当たり良好だ

「うん。 わたしもソコが気に入って この部屋を借りたんだけれど ね 家賃も格安だし」

と 彼女 右手の指を二本立て。

へえ こんないい部屋なのに そんなに家賃が安いんだ

「うん 二千円」

安すぎじゃないか そりゃ 安すぎるよ

「まあ 安いには安いなりの理由があるのよ あ いけない そろそろカーテン閉めなきゃ」

そう云って彼女 ベランダ 面する窓 カーテンで覆い 部屋の中は真昼間なのに 真っ暗 真っ黒。

うわあ 暗い まだ こんな明るいのに なんでカーテンを閉めるんだよ

「え だって 外から覗かれたら 困るでしょ」

え あ 困る 困るって アレですね ふひひ たしかに 外から覗かれたら 困る まったく君は 真昼間だってのに 気が早いなあ じゃあ 遠慮なく

なんて云いながら僕 彼女を後ろから そっと抱きすくめ。

「ひぃあ! な なにすんのよ!?」

え なにって そりゃあ ナニをウゲェッ! 鼻が! めり込ッ!

振り向き様に彼女のナックルアローが 僕の鼻っ柱に炸裂します。

「少々 おふざけがすぎましてよ?」

だって 急に君が カーテンなんか閉めて 部屋を暗くなんかするから

「だって じゃありませんよ 勘違いです。 カーテンを閉めたのは ちょうど今の時間 外から覗かれるから」

覗きですか! 誰に?!

「知らない 赤い女の人」

赤い? 警察とか 大家さんにはこの事は?

「警察に云っても無駄だし 大家さんの方はきっと この事込みで この家賃だから きっとダメよ」

そ その赤い女の人は 何かしてくるんですか?

「なんにも。 ただ 立って こっちを見てるだけ。 話しかけても なんの反応もない 私をずっと 目で追ってるだけ」

そんなの 只のオカシイ人じゃないですか どうれ ちょいと僕がトッチメテやりますよ!

「できないよ 無理」

無理なものですか なんなら 今からでもトッチメテやる! えっと 今 カーテンを閉めてるって事は この窓の外から その赤い女の人が今 こっちを見てるってことですな? その顔を拝ませてもらおうか!

僕 窓を覆うカーテン 勢いをつけて開けますれば いた

赤い 頭の先から爪先まで 真っ赤な女の人

窓の外 ベランダに立ち ふらふら揺れつつ

僕と彼女を じっと目で追う 赤い女

僕と 窓をはさんで 赤い女の距離 1メートルも ない

う うわ さっきまで ベランダに こんなの居なかったのに 誰 だ

「誰か なんて わからないよ 話しかけても なんも云わないし」

彼女 そういって ベランダの窓 手を掛け ガラリ。

うわ バカ! 危ない!

「誰がバカよ 外をごらんなさいな」

あ 誰も いない 今の今まで あの 赤い変なのがいたのに いない

「アレは 窓越しにしか見えないし 窓越しにしかいないモノなのよ 何にもされない ただ 見られるだけ。 そういうモノだって割り切ってるよ あんまり見られすぎるのが嫌だから アレが出てくる今の時間帯だけ カーテンで窓を隠してるの。 おわかり?」

う うん わかったけれども わかったんだけれども

「わかったんなら いいのよ」

彼女 開けた窓を 再び閉めて。

閉めた途端 窓の外に 赤女。

窓ガラスに両手顔面 びったりくっつけて 真っ赤に充血した目で 僕と彼女を ギョロリギョロリと睨んでいるのでありました。
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