2006-01-02
人を嫌いになると その人の頭の上 宙に浮かんだ危険物がぼんやりと視え。
か細いロープに吊られ 風にそよいで揺ら揺ら振れる 逆円錐の危険物は 鈍く黒光りし 見るからにズシリと重く。
あの 逆円錐を吊らすロープが ふつり と切れて 嫌いな彼奴の脳天を直撃しようものなら 一大事 ただ事ではすまないだろうなあ と 思えば 彼奴の嫌さにも我慢できようもの。
人を嫌いになると その人の頭の上 宙に浮かんだ危険物が視え。
嫌いになるに比例して 逆円錐の危険物は 大きく重く 鋭く尖り。
それを吊るすロープは いや増してか細く ほつれかけ
僕が 落ちろ と一念じするだけで 彼奴の脳天に直撃落下しそうなものだけれども ソレはかつて一度も僕の意に沿ったことはなく。
長いこと あの危険物を 彼奴の脳天に落とす方法を考えたのだけれども ようやく解った そんな方法は ない。
それが解った僕の目の前 彼奴の頭上 今までにないほど 巨大で鋭い黒光りする逆円錐が 僕の殺意の塊が 今にも切れそうな糸一本に吊られて揺れるのが はっきり 視える。
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Comment
お待ちしておりました。
大好きです。この雰囲気。
また参らせていただきます☆
佐々木様の文章大好きです。
これからも楽しみにしています。
ところでプロヒールの絵は諸星大二郎?