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双子の兄のこと。

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ししびとさま。
 久しぶりに 僕を訪ねてきた 僕の双子の兄でありましたが。 兄さん なんで生きてるんです? 「久しぶりだってのに ずいぶんなご挨拶だなあ。 まあいい。 お前に土産話 ちょいと遠くをさ迷い歩いたときの事を話してやろう」 また 施設を脱走してたんですか。「行き当たりばったりでさ迷い歩いて お腹が空いたら見知らぬ人からオニギリを貰って食べ そのお礼に貼り絵を作って贈ったり なんてことをしてるうちに どん......
2007-12-17 | Comment : 8  | Trackback : 0 
本当に どうでもいいことなのだけれども
僕には双子の兄がいて 割とどうしようもない兄がいて ちょいと持て余し気味なのでありますが。先日 僕 風呂の掃除をしようと浴室の戸を開けると いつの間にか忍び込み 浴槽 縁に腰掛けて チェシャ猫みたいに笑っているのは 僕の双子の兄でございます。「おう 来たぞ」来たぞ じゃないです どこから入ってきたんですか「まあ この風呂場の窓を 非合法な手段で抉じ開けてお邪魔したわけだな まあ そんなことよりもだ......
2007-08-04 | Comment : 12  | Trackback : 0 
喰罪。(here and there #20)
僕には兄がいて 今は離れて暮している双子の兄がいて ここ暫く連絡なんか取っていないゆえ何処で如何してるか知れないけれど。今日のことです 仕事から戻った僕のアパート 鍵をかけたはずのドアが開いていて すわ 泥棒にでも入られたか と急いで中に入りますれば 玄関 上がり框に腰掛けて 黒い鞄を抱えてコクリコクリと舟を漕いでいるのは泥棒にあらず 僕の双子の兄でありました。「ん おお 遅かったじゃないか」遅か......
2006-09-25 | Comment : 1  | Trackback : 0 
さるのて
僕には双子の兄がいて 今は離れて暮らしているのでありますが。その兄が僕の部屋に訪ねてきたのは今日の昼時。 僕 原稿用紙にシャーペンでカリコリと ちょっとした書き物をしていたときのことです。 手にはグルグルと布巻いたデコボコの棒状を携え ソレを僕と兄さんとの間にコトリと置いて 云いました。「何故 『猿の手』が願い事を三つ 叶えてくれるか考えたことはあるか?」猿の手って あのジェイコブズの短編のですか......
2006-04-30 | Comment : 2  | Trackback : 0 
苦虫。
僕と兄さん 二人して 窓の外を見ているとですよ。ずっと向こう 田んぼの畦道のあたり 何かおかしいものがいるのに気が付きました。兄さん アレ なんだろうねえ?「アレ? どれだ うあ」兄さんも気が付いた あの 白い 案山子みたいなもの。案山子みたいだけれど案山子じゃない 案山子はあんなに ぐねぐね動かない。両手 振り回し 踊るみたいにグルグル ぐねぐね のたうつみたいに動く アレはいったい何だろうねえ......
2006-03-30 | Comment : 2  | Trackback : 0 
青髪 青眼 青血
僕の双子の兄が云いました。「イカやタコの類は 青い血をしているという。これは 血の中 ヘモグロビンの代わりにへモシアニンってのが入ってるせいらしい。 ヘモグロビンは赤いが へモシアニンは青いからな」へえ そうなんですか「ってことはだよ。 あの 深い海底の石の都ルルイエにおわす あのタコ状のお方の血も 青いってことなのかな」何を云っているのか 分からないよ兄さん「小説なんかに登場する 青髪だったり青......
2006-02-20 | Comment : 4  | Trackback : 0 
なかきよ。
僕には双子の兄がいて 事ある毎に僕を困らせてくれる厄介者の兄がいて いつも面倒な目にあっているのでありますが。そんな兄が 年明け前に云った事を思い出しました。「おい 『なかきよ』って知ってるか?」もちろん知ってますよ。 『ながきよの とおのねぶりの みなめざめ なみのりぶねの おとのよきかな』 ですよね。 それを書いた紙を帆掛け舟に折って枕の下に入れて寝るといい初夢が見られるってヤツですな。「ふん ど......
2006-01-19 | Comment : 1  | Trackback : 0 

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