沼人村

近所の子供達は 僕の姿を見ると 『ポマード!』と三回叫びます。

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ニタモノ同士でケダモノ同士で。

「ふうん あなたの好きなタイプの女の子 を訊いて判ったことがあります」

と 彼女は云いました。

「あなたは 眼鏡を掛けた女の人が好きで 胸が小さい女の人が好きで 幼児体系の女の人が好きで 引っ込み思案な女の人が好きで ちょっと不器用な女の人が好きで 後ろ向きな女の人が好きで 戸川純の歌に出てくるような肥大しすぎて自重で崩壊しそうな精神質量を持ってるような女の人が好きで さだまさしの雨宿りとか親父の一番長い日とかの歌に出てくるようなちょっと不細工を甘弄りされてるような女の人が好きで トラウマまみれでひねくれ捻じ曲がった私のことが好きで」

え ええ そうですけれども

「あなたが好きなタイプ 好きなポイントって 好かれる人にとっての弱点ですよね コンプレックスですよね 触れられたくないところですよね 突かれるポイントとタイミングによっては再起不能になるくらいダメージを与えるところですよね あなたは そのタイミングを狙って その弱みに付け込んできましたよね。 あなたの好きな人ってのは 弱みのある人ですよね あなたが手軽に弱みを付け込める人ですよね。 最低です あなたは 好意のあるようにみせかけて その実 どうしたらあの獲物にありつけるのかを画策する小ずるい肉食獣の目をしていますよね 弱ってる人のところに仏像とか壷を売りつけにくるような人ですね あなたって」

そ そんなことありませんよ?!

「けれども そんな人として最低なあなたのことを 私は嫌ってはいません むしろ好んでいます あなたの 馬鹿なくせに小賢しいふりをしているところが好きです サディストを気取っていても防御に回ると弱いところが好きです 強気なくせに出会い頭の一発を貰うと途端に弱腰になるところが好きです 傷つけることは平気なのに傷つけられることには我慢できないあなたのことが好きです あなたを傷つけることが好きです あなたの心の一番奥底に隠してある チッポケなプライド 笑い事にされたくない小さな夢 誰かに向けるささやかな愛情 私にとってはどうでもいいソレラを ガリガリ削ってグリグリ抉ってズタズタ引き裂いてポイ捨てするのが なにより好きです 私が傷つけるソレラはあなたの心の一番奥にあるのですから あなたの受ける心はそれだけ深く傷つきます そんな時のあなたの顔 実に良い 泣きそうに歪んで笑って見える 絶望とか苦痛とか諦念とか綯交ぜになったその顔 みてると私のお腹の下の辺りが熱くなります あなたのそんな顔 もっと見たい あなたの心を傷つけたい あなたの心を私のつけた傷で一杯にしたい 好きです あなたを傷つけていいのは私だけなのです」

僕 彼女の乗る車椅子を後ろから押しているから 今の僕の泣きそうに歪んだヘンテコな顔を彼女に見られることはないのだけれど あれれ おかしいなあ 僕 こんなに彼女から酷いことを云われて心がへし折られて胸がズキズキ痛むのに なんでこんなに下半身の棒状の罪が こんなにも熱く硬く滾って迸っているのでしょう。

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2011-07-28(Thu) | 未分類 | comment : 21 | Trackback : 0 | 

俺は田舎のプレスリー。

とあるテレビ局の視聴者参加型のオーディション番組。 司会の男の紹介で出てきた彼 見るからに垢抜けない田舎者 身の丈にあっていないツンツルテンの衣装 訛りの酷い朴訥口調 ああ こりゃあ期待できないなあ と 苦笑いの審査員一同。

今日は何を? との司会の問いに たどたどしく答える彼。

「今日 うだ 唄い ます。 わ うだ唄うしか 能のねェオドコだはんで 今日 こごさ うだいにきたんだっきゃ」

え? なんて云ったの? 的な ハルクホーガン的なポーズをとる司会者審査員の面々。 けれども 彼 訥々と続けます。

「わ うだう切っ掛けさなったのは 三つあるんず。 一つ目は オトッつぁんの仕事の音 大工のオトッつぁんの ノミどゲンノでただぐリズムが 小せえ時がら わさ刻み込まれできたんず。 二つ目は オッカつぁんがうだってけだ子守唄 わが寂しいよう寂しいようって泣ぐたびに聞がせでけだ あの優しいオッカつぁんの子守唄。 三つ目が一番でっけえ切っ掛け。 貧乏暮らししてだ わんど家族が暮らしでだ下宿屋の 一つ上の階に住んでらった 口の利けないヴィオルン弾ぎの男 エーリッヒッつぁんが 夜な夜な弾いでだ この世ならぬ音楽。 この三つのおかげで 今のわが在るんず。 この三つに この歌どば捧げるんず。 んだば聞いでけじゃ」

伴奏もなく ただ朗朗と 歌いだす彼。 嗄れた喉から血を吐きながら唄う声 歌声というよりは鳴声 声というよりは音色 人の喉では到底発することの出来ない 甲高く澄んだ金管楽器の如き 不協和音 音が歪み 空気が歪み スピーカーのハウリングとも重なり複なって もはや人の耳には聞き取れない 歌 人ではない何かに聞かせるための 歌。

あっけにとられていた司会者審査員一同 男の歌に声も出ず ぐらりと揺れて ぶるぶる振れて がくがく震えて 目鼻口耳から止め処なく透明な液を漏らして 透明な液は徐々に赤黒く粘り気を増して 崩れて解けて溶けて変わって化けて。

ブツン。 見るに耐えない惨状を映すテレビの画面は唐突に消える。 彼が歌いだして間も無く テレビのスピーカーは聞くに堪えない高音を奏でた後に沈黙し 何の音も伝えて来なかったけれど 歌う彼の姿と変容する司会者審査員の姿だけを映していて。

おや 故障かなあ 音どころか映像も観れない それにしても 変な番組だったなあ 他の番組も映らないのかなあ と リモコンを弄る視聴者。

その番組をみていた視聴者全ての背後から この世ならぬ 甲高いフルートのような音色が聞こえる 白痴めいた唸り声が聞こえる 虹色 オーロラ色 宇宙色の光が 部屋の中を照らす。

その時から 世界が解れて崩れた。

2011-07-07(Thu) | 未分類 | comment : 5 | Trackback : 0 | 

惨たらしく殺された女の子の魂は昼月に棲まうときくよ。

人が 行方知れずになる前触れ先触れには 何かに呼ばれる感じがする と云います。

ある日 遠くの山が やけに近く見えた という人は 山に呼ばれているそうです 彼女はフラリと着の身着のままで出かけ 行方不明になりました 最後に目撃されたのは 登山道の入り口 彼女 普段着にサンダル履きでスタスタと散歩にでも行くように 山を登っていって それっきり。

ある時 耳鳴りがする ざざざ ざざざ と潮騒のような耳鳴りがして 波のような音がどこからか聞こえるような気がした という人は 海に呼ばれているそうです 僕の隣を歩いていた彼女は 『波の音がする』 と どこからもそんな音は聞こえないのに そんな事を云って 僕をその場に置いて いきなり駆け出して 追いかける僕を物ともせず 風のように居なくなってしまい ソレっきり。 隣の県の何処かの海岸 波打ち際に 彼女の物であるバックと靴と衣服が散らばっていてるのが見つかっただけです。

さて 僕 なんでこんなことを云ってるのかといいますれば 昼間のことです。

僕のことを 何かが見ている すごく見られてる 周りを見渡しても 誰とも目が合わず 誰も僕のことを見ていないけれども ずっと視線が纏わりついていて。

ああ 鬱陶しい どこから見られているのだろう と 気配を探っていると 視線の元は 真上から。

真昼の月が いやに大きく 僕を睨んでいて それで僕は 部屋から出られない。

2011-06-27(Mon) | 未分類 | comment : 3 | Trackback : 0 | 

好きとか嫌いとか最初に云い出したのは俺。

「気づいた切っ掛けってのは 随分と些細なことからでした」

と 彼は云いました。

「小さい頃 平気で虫に触れていたのに あんなに虫を集めて飼っていて 昆虫はかせと呼ばれたり 虫愛づる姫
と近所の寺の和尚に呼ばれて可愛がられていたのに 和尚の玩具になっていたのに 何故 大人になった今 虫のことが嫌いになったのだろう 虫に触れなくなって 虫を見るのも嫌になって 和尚にされていた行為がどんな意味をもっていたのか大人になった今 わかってしまって」

や 和尚のことは関係ないんじゃないのではないか

「なんで 虫のことがダメなのか 考えてみると 変な違和感があるんです。 まず最初に考えて虫がダメな理由ってのが 『あんな虫なんて脚がウジャウジャしてて触覚がウネウネしてるの 気持ち悪くて食べられないよ』 なんです。 なんで 僕は 虫を食べるか食べられないか の条件で嫌いかそうでないかを判別しているんだろう と。 そこから考えていくとですよ 小さい頃に虫が好きだった理由は 『硬くて速くてロボットみたいでカッチョいい もぞもぞ動く様子が可愛い』から好き で 大きくなって虫が嫌いな理由は 『気持ち悪くて食べたくない』 もしかして僕は 大人になった僕は 物事の好き嫌いを 食べられるか食べられないか 食べて美味しそうかそうでないか で判別しているのではないだろうか と 思い至ったのです」

彼 本官を何ともいえない変な目つきで見つめ。

「僕は あなたの事も好きですよ 男らしくて身体が大きくて噛み応えがありそうで。 僕が 愛していた妻 可愛がってた我が子 大事にしていた教え子たちを 食べてしまったのはそういう理由ですよ刑事さん 彼女ら彼らの 肉を 脂肪を 唇を 目玉を 生殖器を 脳髄を 血液を 心臓を 心臓を 心臓を」

2011-06-27(Mon) | 未分類 | comment : 7 | Trackback : 0 | 

かしこ沼。

僕 彼女と夜の散歩 行く先は暗い森の奥 小さいけれども深い沼。

月が沼に ポッカリ映って綺麗だねえ 昼間だと陰鬱な感じしかしないこの場所だけれども 夜の静かで妖しい雰囲気は素敵だと思うよ どうだね この沼 底から湧き出るガスの香り 月の光に醸されて とても甘い匂いがするよ さあ 嗅いでごらんよ。

彼女 水面に近づけて ボチャン ああ 手が滑ってしまった 沼に嵌ってさあ大変 さあ 僕の手を掴んで上がっておいで 掴まないと沈んでしまうよ 沼の底に沈んで上がってこれないよ ああ 沈んでいく 見えなくなっていってしまって 仕方がないなあ 君が 僕の手を掴まないからいけないのだよ。

ぶくぶくぶく ぶくぶく ぶく 浮いたあぶくが途切れて消えて 元の静かな夜の沼 ああ 月の明かりが綺麗です 君も みんなと仲良くするのですよ それじゃあ 僕は帰りますよ いつかまた。

くるり きびすを返した僕を いつものように呼び止める声。

「あなたが今 落とした女の子は 血塗れて赤い女の子ですか? 血色失せて真っ青な女の子ですか? 腐りかけて緑色の女の子ですか? 干からびて真っ黒の女の子ですか? 身体中で打ち身で紫色に腫れ上がった女の子ですか?」

沼の女神様が問いかけてきます 僕が今回落とした女の子は その何れでもないけれど 僕は無言で答えません。

正直に答えると 今まで落とした女の子が 全部 僕に 帰ってくるからです。 

 

2011-02-15(Tue) | 未分類 | comment : 10 | Trackback : 0 | 

猫の怨返し。

近頃 食欲がありません アッサリサッパリスッキリしたものが食べたいのに 何を食べたらいいのかわからない。 なんとなくの正解は見えているものの いざ食べてみると これじゃない 食べたかったものと違った ガッカリしてしまうことの繰り返しです。

食べたいものがわからない とは云うものの それでも何かを食べなきゃいけないわけですから 最近食べているのは 冷たい汁掛けご飯 俗に云うところのネコマンマです。

炊き立てのご飯は 身体が受け付けません ギンギンに冷蔵庫で冷やした冷や飯です。 それに 冷たい水やら冷たいお茶やら冷たい味噌汁などをブッカケまして 梅干やらオクラやらシラスやらアサツキやらを乗せて ズゾゾゾゾと啜り込むのです。

栄養面とかそういうのからすれば いろいろと足りてないのでしょうが それでも暫定的に食べられるモノがこのネコマンマしかないというのなら しょうがないじゃないですか。

毎食毎食ネコマンマを食べ続けていると それなりに工夫を重ねるようになります 冷や飯にかける鰹節は 市販の削り節ではなく 手ずから一本ままの極上鰹節を削り器にかけた物を使い ご飯は有名産地の新米を使用 その他 使う水やら食材に吟味に吟味を重ねて複ね 辿り着いたのは至高にして究極の頂 これが最高のネコマンマです。

ああ これは美味しいに違いない このまま食べてもいいが たぶん冷酒との相性も抜群に違いない こりゃあ冷蔵庫のトッテオキを出してきて 一緒に楽しもう と 出来上がった特上ネコマンマをテーブルに乗せ 台所にトッテオキの冷酒を取りにいっても戻ってきたら うわあ 僕のネコマンマが 猫に食べられてる。

どこから入ってきやがった この泥棒猫! そのネコマンマは! 僕が出来うる限りの工夫に工夫を重ねた精妙の極みであるぞ 至高にして究極なのだぞ ソレを横取りして食らうなんて! クゥゥゥゥッ!

僕 切歯扼腕しつつ この泥棒猫をどうしてやろうと考えていたところ 猫 ぺろりとネコマンマを食べ尽くして一言。

「至高にして究極? ハハン このネコマンマは出来損ないだ 食べれないよ」

うわあ 喋った ちょっと嗄れ気味な女の子みたいな声(CV新井里美)で 猫が喋った

「いくら お金をかけて高いお米高いミネラルウォーター高い食材を用意したところで その組み合わせが 丸でなってない。 美味しい国産米に 外国産のミネラルウォーター? 硬水ではお米の甘さを引き出せないよ。 ああ ああ 掛けた金額の高さにかまけて満足して 至高だ究極だの こんな出来損ないをありがたがるなんて 滑稽にも程があるねえ」

くぅッ……!! 猫の癖に! 何をわかった様な口を利いてるんです 出来損ないだなんて云ってたく背に 食べられないなんて云ってた癖に 全部食べた癖に! 返せ! 僕のネコマンマを返せ!

「仕方がありませんね 一週間ほどお待ちなさい。 私が本物のネコマンマをご馳走してあげますよ」

何が仕方ないのか解らないのだけれども なんで一週間も待たなきゃいけないのかも解らないのだけれども 僕の目の前 さっきまで掌に乗りそうなくらいの大きさだった黒猫が 見る見る膨らんで伸びて大きくなって 黒豹みたいになったのを目の当たりにしてしまったら 何にも云えません 大きくなった黒猫 そのまま 飛び出し消えて 窓の外。

そんなことが一週間前にあったのだなあ と 思い出したのが 今朝のことです まだ日も明けやらぬ 朝の4時です。 急に目が醒めました 強制的に目覚めさせられました 何がなんだか解らないけれど 深く眠ってたはずなのに いきなり目が醒めてた 何でだろう 物凄いヘンテコ感 寝ぼけまなこで考えて だんだんハッキリしてくる ああ アレだ 臭い。 部屋の中が 物凄く くさい。 生臭い 血腥い 獣臭い 生芥臭い 腐乱臭い 死体臭い。 尋常じゃない悪臭が部屋を蹂躙しています。

なんだ 何処からこの臭いが 明らかに この部屋の中に臭いの発生源があります

暗い部屋 灯りを点けるとすぐに目に付く 部屋の真ん中 こんもりあがった三つの山。 寝る前には影も形もなかったモノが あります。 黒々と細々と積まれて重ねて盛られた何か 目 凝らして見ると 毛があり 羽があり 手足があり。 うわあ この山 全部 死骸だ。

一つの山は 小鳥 一つの山は 蛇蜥蜴蛙 一つの山は 鼠やらの四足 みんな死んでて腐ってて みんな頭 もがれてる。

何だ 誰だ こんなモノを 嫌がらせか どうしろっていうんです 呆然としてる僕の耳元 すぐ後ろ 獣臭い吐息で 囁かれた

「約束の これが本当のネコマンマです さあ 残らず召し上がれ」   

2010-12-24(Fri) | 未分類 | comment : 5 | Trackback : 0 | 

日常モンスターハンター。

僕 サナトリウムで療養中であるところの親戚の娘さん ミドリさんをばお見舞いに お土産もって出掛けまして。 やあ ミドリさん お加減どうですか

「あら ご無沙汰じゃないですか この情け知らずがどんなツラ下げて お見舞いですって?」

ああ すいません このところ 心のゼンマイが切れちゃって 心のガソリンが尽きちゃって 何ともならなかったのですが このところ漸く マシになってきたので。 だらか一番最初に ミドリさんにお会いしようと。 ほら お土産も持ってきましたよ 汁気たっぷりの メロンと。 あと ナスとキュウリ

「なんですか その太くて長いナスとキュウリで 私にどんな淫靡なことをするつもりですか?! この変態! 人畜! ヒューマンビースト!」

や 何もしませんよ これはアレです 時節柄 使いますでしょう? 風物詩でしょう?

「や 皆まで云わなくてもわかります その緑色のキュウリと紫色のナスをガイアメモリに見立てて 仮面ライダーダブルごっこをするつもりでしょう? 近所の小さな男の子に仮面ライダーごっこをしようと持ちかけて 男の子にキュウリおよびナス もしくは肉を捩じ込むつもりですか… アナタらしい」

いや しませんよ なんですか 肉を捩じ込む って 何の肉ですか

「もしくは 己がヤオイ穴に ナスとキュウリを両方捩じ込んで 拡張するんですよね サイクロン!ジョーカー!」

しねえよ

「私の知る佐々木(仮名)さんは その時に恍惚混じりの絶叫で『エクストリィィィィィッム!』と絶頂に達するタイプの筈ですが」

どんなタイプですか。 まあ アレです お盆ですよ キュウリとナスで 馬と牛を作りましょう

「そして アナタとワタシで子供を作りましょう なんて云うつもりですか 最っ低 ですね佐々木(仮名)さんは」

云いません。 話が進まねえですよ

「まあいいです。 横道にソレまくるのはいつもの事。 お盆ですね。 ボーン!!」

なんですか ボーン って

「お盆の時期の挨拶 らしいですよ?」

初耳ですが

「ソレはともかく。最近暑いですね 暑さが続いてイヤになりますね。 こんな時は ゾッとするに限ります ああ 誰か ゾッとするような怖い話をしてくれないものかしら ねえ 佐々木(仮名)さん?」

え あ 怖い話です か。 怖い話は 最近 あんまり

「佐々木(仮名)さん 怖い話は お得意?」

得意といわれるほど 得意ではないです 期待されるほどのものは話せません でも ミドリさんが話せというのなら ない頭を使って 回らない口を回して 頑張ってお話してもよいですが そんな期待しないでくださいよ

「ふん せいぜい頑張ればいいじゃないですか 努力すればいいじゃないですか 私は それなりに期待してますよ 佐々木(仮名)さんの怖い話。 例えるならば 香取慎吾氏主演の映画やドラマと同じくらいに期待しています」

なんか期待されてるのかされてないのか微妙な例え ですけれども。 えっと じゃあ 僕が以前勤めていたホテルであったことの話をしましょうか。


僕は ホテルのフロント係を割と長くやってたんですが ホテルってのは 偶に妙なお客様がいらっしゃるんですよ 酔っ払いとかそういうのはまだ可愛いうち。 クレームをつけてくるお客様も その理由を聞けば 此方の不手際が原因ってもっともな事 平身低頭のお詫びと出来る限りの事さえすれば 大抵の場合は許してもらえます。 けれども 一番困るのは 理解が出来ないお客 なんですよ。

そういうお客ってのは 大抵予約もせずにやってきます。 もしくは来る直前に『今日部屋空いてますか?』って電話をしてきます。 もっとも 当日予約やウォークインのお客様の大多数はマトモなのだが その中に 変なのが偶に 居るんですよ。 僕が今から話す人も そうでした

その人がフロントに来たのは 夜中の24時間近 コンピューターの日時処理の準備でもしようか と思ってたときですね。 中年の女性とお婆さんの二人組み 親子みたいな感じ。
『今日 お部屋は空いてますか?』 って訊いてきました。 まあ ちょうど暇な時期で空室もあったし 売り上げも少しでも欲しいことだし 女性の一人客とかだったら怪しいとも思うかもしれないが 親子連れのようで 身だしなみもおかしい所はない。 宿泊料前金となりますがそれでもよろしければ ってことで 洋ツインルームにお通しした訳です。
んで その後 当日業務が全部終了しコンピューターの日時処理も終わって次の日の準備も終わり んじゃあ交代で仮眠でも取ろうか と 同僚と話をしていたらばですよ 客室からの内線電話 内線番号を見ると さっきウォークインで入れたお客の部屋からで 凄い剣幕で怒ってる口調な訳ですよ。

『ベッドで寝ていたら 針が刺さった! すぐ来て頂戴!』ってな感じで。 うわあ 客室清掃とかベッドメイクの時に何かの拍子で針でも混ざったか なんて事を想定して すぐ客室に伺ったのです こりゃあ お詫びじゃすまないかもしれないなあ 宿泊料無料にしなきゃいけないかもしれない なんて事を思いつつ。

んで 客室について すぐさま謝りましたよ 『お客様 大変申し訳ございませんでした お怪我はございませんでしたでしょうか』てな感じで。 興奮気味の娘の方の人を宥めつつ話を聞いてると なんか変です。
 ベッドで寝てたら 下の人に針で突付かれて眠れない! って云うんです。 下の人? 誰だよ。

『ちょっと失礼しますね』とベッドの下を覗かせてもらったが 誰もいるわけがない。 僕が微妙な顔をしてると 『針が下から!下から!わかるでしょ! こんな部屋じゃ眠れないから すぐ部屋を替えて頂戴!』って錯乱状態にも程があって ああ 頭がちょっとアレな方なのかなあ って合点して こういう場合はなるべく係わり合いにならないほうがいいですから 下手なことは云わずに新しい部屋を準備して そちらにお通ししました。 勿論 あとでベッドを確認しても 針なんて何処にもなかったから 刺さりようがないのだけれども。

別の部屋に通して しばらく何の音沙汰もないから 今度はおとなしく寝てくれたか と安心したのもつかの間 今度はその二人 直接フロントにやってきて 手にしたペットボトルを振り回し 金切り声を上げ始めやがりました。
『警察を呼んで頂戴! 飲み物に毒を入れられたの!』 って。 毒って。 話を聞けば 部屋を移るとき 自動販売機でペットボトルのお茶を買って一口飲み 部屋の机の上に置いておいた。 寝る前にもう一度温泉に入っておこうと 最上階の大浴場に二人して行った。 風呂から上がって部屋に戻り 喉が渇いたからペットボトルのお茶を飲んだ 味が違う! 誰かが毒を入れたに違いない! という流れ。
 うわあ 本格的に 頭がアレだ どういう対応をすればいいのだろうか ようし まずは理詰めで納得させてみよう と。

『部屋の鍵はオートロックになっておりますので お客様がお持ちになった鍵以外では開きません お客様 ご入浴の最中は 鍵はどちらへ? 貴重品ロッカーの中に 鍵を掛けてお入れに。 でしたらば お部屋のドアは鍵がかかっていますので 他の何者かがお客様の部屋に侵入する ということは まずないかと。 なんですって フロントにはマスターキーがある と。 ええ 確かにございます ソレはこちらで管理しております ええ? ソレを使って部屋に侵入した ですって? いやいや そんなことはございません マスターキーは盗まれないように十分な管理をされておりますし もし盗まれたとしても ちょっとお待ちください ええっと ええ こちらにマスターキーは確かに保管されております 盗まれておりません ですので このマスターキーを誰かが盗んでお客様のお部屋に侵入したということは まずありえ え? ちょっとお待ちください このフロントの者 つまり私が マスターキーを使って お客様の部屋に侵入して お茶に毒を入れた ですって 冗談ではございません』

それからは大変ですよ その二人は 僕のことを完全に犯人扱い 僕が何を云おうと聞きやしません。 目は血走り 手にしたペットボトルをグルグル振り回し 完全に錯乱してアレです
「このお茶に毒を入れて私を殺すつもりなの? あなた何なの? ずっとずっと私たちをつけまわして! 知ってるんだから! あんたが今まで私たちに嫌がらせを何度も何度も何度も何度もしてきたことを! 許さない 許さないよ!」
話してるコッチの方がおかしくなりそうで もう 二進も三進もいきません。 ああ そうだ もしよろしければ そのペットボトルのお茶を私に飲まさせてくれませんか もし毒入りのお茶なら 私が飲めるわけがないでしょう? って云っても 「自分は解毒剤飲んでるから 毒なんて効かないじゃないの?! その位判るでしょ?!」 解毒剤なんて飲んでねえよ。

そうこうしている内に 二人の片割れが 今にも警察に電話しようってな感じになって そこで警察にあることないこと云われるよりは 此方から事情を話して警察に来てもらおう って事で 呼びました もちろん電話口で それまでの詳細をばお話してですよ。

その後警察の人が二人来て ロビーで二人連れと事情聴取です かれこれ一時間もお話していたでしょうか 二人連れは一旦部屋に戻り 着替えて荷物を持って戻ってきて。 フロントに鍵を叩きつけ。「二度と来るもんですか! この悪魔!」 なんて捨て台詞を吐いて出て行きました。

警察の人が云うことには あの二人はこの近隣のホテル数軒でも同じようなことをしでかして警察を呼んでいるという いわゆる厄介な人で 自分の家はあるけれどもほとんど帰らず 自家用車で車中泊などしてこの近辺をウロウロしているという方々だそうです。 「また来て同じようなことを起こすかもしれませんが そのときはまたご連絡を」 と 警察の人は疲れた顔でいいましたよ。


「で?」

え それだけですが

「これだけ? 私が期待してたのと違います。 もっと 心霊的な うまく出来た話を聞きたいんですよ ソレをなんですか ウダウダ長ったらしい どうでもいい オカシナ人の話じゃないですか」

だから そんなに期待しないでって云ったじゃないですか

「ああ 佐々木(仮名)さんには がっかりです。 香取慎吾氏主演の映画かドラマよりもがっかりです」

いや ソレはガッカリする以前に最初から期待しちゃいけないものでしょう?

「まあ その通りですけれども。 それにしても こんなヤマもオチもないお話を聞かされて 私は佐々木(仮名)さんに どんな仕打ちをしたらいいんです?」
 
仕打ちって。 あー そんな大したオチでもないですが 後日談があります

「後日談?」

ええ。 あの厄介な母娘ですが 自分達の家に帰らず 自動車に乗ってウロウロ彷徨ってる と警察の人は云っていました。 んで 何者かから 何度も何度も何度も嫌がらせを受けている と本人達が云っていました。 つまり あの母娘は 自分達に危害を与える何者かから 逃げていた ってことですよねえ

「そんなの その二人の被害妄想の誇大妄想じゃないんですか」

ええ 僕も そう思います。 けれども。 あの二人がフロントに鍵を叩きつけて逃げるように出て行った後。 一応部屋の中の確認に向かったんですよ 何か壊されたりしてないか とかの確認です

「何か 壊されてたんですか?」

壊されたものも 無くなったものもありませんでした。 けれども 部屋のドア 入り口の外 床のカーペット。 ドアにぴったり張り付くような位置で ベットリと 黒い靴跡。 コールタールみたいな粘つくようなモノでできた 大きさ30cmはあろうかという 大きな靴跡が残されていました

2010-08-15(Sun) | 未分類 | comment : 9 | Trackback : 0 | 

プレゼント。

「腑に落ちない…… 腑に落ちないんですよッ!」

と ブツブツ呟いているのは 今はサナトリウムで療養中の 僕の親戚筋の娘さんであるところのミドリさんです。 どうしたんですかミドリさん 何が腑に落ちないってんです? 悩み事があるってんでしたら この僕に レモンさんこと僕に若さゆえのリアルな悩みを打ち明けてみてはどうです? 

「なにがレモンさんです。 どうせ佐々木(仮名)さんはアレでしょうよ 『俺の 肉のレモンさんで 君と 夜のこども相談室リアルを』とか下種で最低なことを云いたいだけでしょうよッ?!」

ミドリさんは僕のことをなんだと思っているんですか。 それに話のオチを先に云われてしまうととても困るのですが まあいいです で 何の腑が落ちないってんです?

「んあ アレです 昔に流行った歌の内容に 今更ながら納得いかねえんですよッ!」

昔に流行った歌ですか。 歌の流行には疎いもので 今も昔もどんな歌が流行っていたのかはよく知らないのです ああ でも 何かの時変の直前に巷で流行する意味不明のわらべ唄 なら。 もしくは東北地方の寒村に伝わる猥歌なら ある程度分かりますよ。

「ふむ。 それでも私の疑問を解いて少しでも腑に落ちるように納得させてくれるのならば 佐々木(仮名)さんの評価を改めてあげてもいいですよ 『男湯に入ってきた女児の裸を見逃さないために銭湯の浴室内でも眼鏡をけして外さない男』というマイナス方面の評価に ね」

なんでそんな謂れもない評価をされなきゃいけないんです

「あらあら。 じゃあアレでしたっけ 『マドンナ議員そっくりさんAV』という特殊すぎるジャンルを開拓しようとしているパイオニア的存在 という評価に改めます。 『肉の伏魔殿』とか『犯るっきゃない!』とか『奥さん、必殺仕分け人です』とかソレらしい政治ネタにエロを絡めてニヤニヤしてる男ですよね。 土井たか子氏のそっくりさんで土田たけ子 とか 井脇ノブ子氏のそっくりさんで井腋ノブ代とか 蓮舫氏のそっくりさんで白竜とか そんな架空のAV嬢を想像しているんでしょう?」

そんな特殊なのはソフトオンデマンドでも企画しませんよ。 更には蓮舫と白竜はなんのもじりもないし。 なんで悪い方に悪い方に評価を改めるんです。 ああ もう。 どんな形であれミドリさんを納得させればいいのでしたら 何とかしましょう で どんな内容の歌なんです? 適当に謎解き揃え並べて晒しますから

「ならば この歌の謎解きをしてみるがいいです。 まず 歌の内容。 ある所に女の子がいます。 その女の子の独白のような内容。 女の子が 今までに とある男からプレゼントされたモノを列挙します。 キリンが逆立ちしたピアス だの ユニオンジャックのランニングだの 丸いレンズのサングラスだの オレンジ色のハイヒール だの。 そしてサビの部分なのですが 女の子は男のことが大好きだったのですが 実のところ 男には別の彼女がいたのでした。 さようなら愛しいあなた 最後に女の子は男に サヨナラをプレゼントするのでありました。 おっと これ以上詳しい歌詞をいうと何ラックとかからお金を請求されてしまうので云えぬのです」

何タリンジンの何ゼントですか。 昔に流行った歌って もう 二昔は前に流行した歌じゃないですか うわあ もう 二十年前の歌?! うわあ もう オッサンじゃないですか。 つうかミドリさん なんでこんな昔の歌を 今更?

「こないだ ラジオから流れてたのを聞いたのです。 で 歌の内容。 納得いかないし腑に落ちないでしょう?」

何処が腑に落ちないってんです? 切ない女の子の恋心を歌った歌じゃないですか

「その男は 歌詞に出ているだけで21個ものプレゼントを女の子に渡しているのですよ? 実体のないものを含めると24個も! しかも 別の彼女がいるというのに。 一体 何の目的で。 歌詞の内容的に 女の子は男に恋心をいだいていたけれども 愛し合っていたわけではなく寧ろ一方通行の恋愛感情で。 男は男で女の子にプレゼントを送るなどのチョッカイは出していたモノの 彼女がいることを女の子に教えてはいなかったが別段隠していなかった と推測されます。 女の子が男に別の彼女がいるってことに気づくのは 割合早かったと思うのです ってことは 女の子が男と出会ってからの短い期間のうちに 頻繁に21個ものプレゼントを貰っていた ということになるでしょう? なぜ? どういう理由で? 何が目的で? 浮気目的にしては遠回り過ぎませんか? ああ 腑に落ちない腑に落ちない理不尽じゃありませんか」

ふむ。 幾つか考えつくことはありますが まずは。 逆に考えてみましょう。 男からプレゼントされたという品々。 本当に女の子が男から『貰った』モノなんでしょうか? 歌は女の子の独白調で『あなたが私にくれたもの』ですよね。 実のところ 女の子が男からプレゼントされたと云ってるだけで 実は違うものだとしたらどうします? 女の子が男から『勝手に貰った』モノをプレゼントと云ってるのではないですか?

「どういうことです?」

男は 彼女のことを知らなかった。 男は彼女を見たことがなかった。 男は恋人と普通の恋愛をしていた。 が 女の子は男に一方的に恋していた 慕っていた 探っていた 知らないことがないくらい知り尽くしていた 深く静かにひっそりと 彼女は男の傍にいた。 男は彼女のことを知らなかったけれども 自分を見つめる謎の視線を常時感じていたし 知らない誰かの気配をものすごく身近に感じ続けていて 気持ち悪く思っていた。

「ストーカーじゃないですか」

彼女は男とのつながりをもっと強いものにしたい いつも身近に感じていたいと 思った。 ある日のこと 男は 自分の私物や自分の恋人から貰ったプレゼント 恋人にあげようと準備していた贈り物の品々が いつの間にか無くなっていることに気づく。 泥棒だ いつも自分に付きまとっている謎のアレの仕業に違いない もう我慢ならない。 男の通報により駆けつけたポリスの調査により明るみに出た彼女の存在 彼女はポリスに御用 両手におロープ頂戴で 彼女は男とサヨナラしてしまったのでありました。

「恋する乙女のせつなさもヘッタクレもないですね」

まあ これが第一の解釈。 第二の解釈は 呪術的なものです。

「呪術的?」

プレゼントされた品々は歌詞によれば24個 内訳 実体のあるもの21個 実体のないもの3個。 歌は三つのパートに分かれ ひとつのパートで 七つの実体のあるものと一つの実体のないプレゼントを 彼女は貰っています。以下に彼女の貰ったプレゼントを簡単に羅列してみますと。

ピアス ハンチング帽 ランニングシャツ サングラス ハイヒール ネックレス 傘 シャガールみたいな青い夜

映画の券 海外女優のプロマイド ドーナツ盤 お菓子入りの赤い靴 ぬいぐるみ 童話の本 夢にまでみた淡い夢

イヤリング しまのシャツ カレッジリング ボールペン ピーコート 黒い靴 セルロイド あの日生まれた恋心

さて お分かりになりましたでしょうか?

「お分かりになりましたかって 何がですか」

ここで注目すべきは 7と3です。 7は七福神の7で 魔封じの数です。 魔や厄や災を 閉じて塞いで封じて収める数です。 ついで3は 物事の成就に必要な数です。 三つの願い 三回呼ぶこと 三度繰り返すこと 三つの問いに答えること などなど。 物語においても 3という数字は重要ですよ

「ああ 三枚のお札 とかもソレですか」

さすがミドリさん 鋭いところを突いてきます。 その三枚のお札と同じことです 逃げるために 三度 呪術を使うのです。 よくいう所の呪的逃走譚ってやつですね 死んだイザナミから逃げるためにイザナギが身に着けた三つのモノを後ろに投げ捨てることで助かったってヤツも有名な話です。

「で その呪的逃走譚とプレゼントの いったいどんな繋がりがあるんです?」

そうですね。 三つのパートに分かれた歌の ひとつのパートで 七つの実体のあるものと一つの実体のないプレゼント。 これは 七つの呪具で一つの呪能 ということだと思います。 彼は彼女から逃れるために 魔封じの七つのプレゼントを次々に贈りつけて一つの呪能を成し遂げます それを繰り返すこと三度。 三度の呪能は完成し 彼女は封じられ遮られ塞がれて 彼は彼女から逃走することに成功。 もしかしたらこの歌は まんまと彼に逃げられた彼女が恨みがましく彼に対し呪いを込めて歌っているのかもしれませんね。 閉ざされた大岩の向こうで一日に千人を殺すと誓ったイザナミのように。

「なんで彼女がそんな大悪霊みたいな存在になってるんです。さすがにソレは飛躍しすぎですよ。 あ でも 彼に対する彼女の呪いの歌ってのは ありますね。 『サヨナラしてあげるわ』ってのが文字通りのサヨウナラってふうには受け取れられませんもの。 きっと 呪詛と愚昧に満ち溢れているもの。 なんというか 多分だけれども 今際の果ての断末魔的な感じがします 凄まじい遺言みたいな感じの」

なんですか 凄まじい遺言って。

「彼女は 恋人がいるのにもかかわらず自分にチョッカイを出した彼が許せなかった 自分の純な気持ちを弄んだ彼のことが許せなかった。 彼にいいように弄ばれた自分が許せなかった。 だから 全部 台無しにしてやろう。 彼も 彼の恋人も 自分自身も。 彼女は 彼の部屋に忍び込み 持ち込んだ 今まで彼からプレゼントされたもの ズタズタに引き裂き破り砕いて千切り。 彼への決別のお手紙を書きます 血文字で 壁に。 それから数刻後 彼は恋人とイチャイチャしながら部屋に帰ってきます。 彼が自分の部屋で見たものは ガラクタと化した 彼女へのプレゼント 血文字で一面汚れた壁 彼女から彼への最後のプレゼント 部屋の真ん中で ぶら下がってこの世からサヨナラした 彼女」

2010-06-07(Mon) | 未分類 | comment : 17 | Trackback : 0 | 

寅畏寅恭。

年賀状の件。只今ご応募頂いてる分で終いにしたいと存じます。

あと け様 アサドリ様 メールのアドレスが分からぬ故 当方までメールいただけませんでしょうか よろしくお願いいたします。

catthroat@gmail.com

以下 今年追加で描いた奴のアレ。

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2010-01-08(Fri) | 未分類 | comment : 7 | Trackback : 0 | 

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憑き物 落ちた。

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